日本警察官僚総合名鑑
昭和23 年（1948）〜平成16 年（2004）
小山　善一郎　石丸　陽　編 B5判、460頁、上製本、函入り
定価　18,900円

警察官僚（キャリア組）が歴任する警察庁の課長ポストや道府県警察本部長など200余の主要な官職の歴代在職者を収録。

日本近現代史、官僚制度の研究にとって必要不可欠な資料であり、また、政府機関、自治体、一般の民間企業などの事業展開や、マスメディア関係者の活動にも格好の資料。

はしがき（抄）
　この『日本警察官僚総合名鑑』は、第二次世界大戦後の混乱期から立ち直り、かつて世界一安全な国とまでいわれた日本の、治安の維持の陣頭に立ってきた警察官僚の全名鑑である。
日本占領の連合国軍総司令部（ＧＨＱ）による、警察制度の改革を目指した内務省の解体後、昭和23年（1948年）に発足した国家地方警察本部、現行警察法のもと昭和29 年（1954年）に発足した警察庁、のそれぞれの公職に在職したことのある警察の高級官僚、いわゆる有資格者（キャリア組）をすべて、収録してある。……戦後の警察に関係した警察官僚の全履歴を収録、公刊したのは国際化、情報化の波に翻弄されるこの混濁の世に、第二次世界大戦後から今
日まで、日本の国家体制を支え、国民の安全な生活を守って日夜、奮闘してきた警察官僚の足跡を、あらためて顕彰しておく必要があるのではないか、と考えたからである。